副業としての仮想通貨マイニング(PC初心者です)

仮想通貨マイニング

 

昨年は仮想通貨のビギナーズラック(税引き前+2,800万円)があったので、それを原資に仮想通貨のマイニングを副業にすべく準備を進めていました。

今回は「マイニングは副業にできるか」をテーマに、準備したこと・見えてきたことをお伝えしたいと思います。

 

と言っても、PC初心者なので現在進行形でまだまだ勉強中の身です。

あと、面倒くさがりなので、パフォーマンス向上の細かいチューニングは未着手です。でも、本当はこれが重要らしいです。

仮想通貨のマイニングは副業になるか

いきなり結論ですが、「相場(価格)が全て」ではありますが、仮想通貨のマイニングは副業になると思います。

 

ただし、それには前提があって、「仮想通貨の未来(値上がり)を信じること」が重要ですね。

始めてすぐに爆益のような世界ではありません。

 

どうしても相場に左右されるのと、美味しい話があってもあっという間に解消されてしまいます。もはや、早耳で勝てる世界ではありません。

短期間の値動きではなく、月単位年単位で仮想通貨の価値が上がることを信じないと、初期投資で費用が先行して利ザヤも薄い個人のマイニングは続かないでしょうね。

Pump&Dump

 

今の価格(1BTC=110万円)では、グラフィックボード(GPU)の投資回収だけで1年は見ないといけません。

相場が下がれば、その期間が延びることは言うまでもありません。

マイニングの準備と収支状況

それでは、これまで私がしてきた準備と、それを使ったことによる収支を紹介してみたいと思います。

マイニングPCはBTOがオススメ

まず、マイニングするためにはマイニングができるパソコンを用意する必要があります。

 

大手有名メーカー(SonyやTOSHIBAなど)の既製品では、搭載されているパーツや拡張性の観点から全く使い物になりません。

そのため、いわゆるBTO(Build to Order)と呼ばれる受注生産のパソコンを買うか、パーツを買い揃えて自作するかの選択になります。

BTO ゲーミングPC

 

マイニングに何が必要なのかも分からないのに、考えて自作するのは初心者にとってハードルが高いですよね…。

ということで、私はBTOでゲーミングPCを購入しました。

なぜゲーミングPCなのか

個人が行う仮想通貨マイニングにはGPUと呼ばれる演算装置を使うのが一般的で、このGPUはグラフィックボードというパーツに搭載されています。

グラフィックボードは3Dなどの高性能な映像出力をするために必要なパーツで、高性能なスペックが要求されるゲーミングPCと呼ばれるパソコンに搭載されているものです。

GPU 3Dベンチマーク

 

ということで、マイニングのためにはゲーミングPCを購入するのが手っ取り早いということになります(私の場合、自作できないので)。

どのBTOショップで購入するのが良いか

まず、ネット通販でBTOパソコンは購入できるのですが、いくつもショップがあって迷います。

色々と比較検討した結果、価格・選択肢・品質の観点から大手のTSUKUMOが一番という結論になりました。

TSUJKUMO eX.computer

TSUKUMO eX.computer http://www.tsukumo.co.jp/bto/pc/

 

そもそも豊富な知識があるのであれば自作するでしょうし、カスタマイズできる選択肢が多いのは、逆に知識のない人には何が良いのか分からないという話になってしまいます。

 

その観点で10サイトくらいを比較したところ、TSUKUMO(eX.computer)はマイニングに重要なパーツは外さずカスタマイズできて、出来上がりの価格も安い(回収期間を短くするためには重要な要素)ということで間違いなさそうです。

ツクモは秋葉原などに実店舗もある大手のため、このグラフィックボード不足時代に安定的に仕入れられているようです。しかも、比較的良心的な価格でした。

九十九電機

 

ちなみに、普通の人向けのTSUKUMOというブランドではなく、BTOブランドのeX.computerでハイスペックPCを取り扱っています。

TSUKUMO eX.computer http://www.tsukumo.co.jp/bto/pc/

BTOパソコンの選び方と注意点(反省)

今だからこそ、「買うときに、こうしておけば良かった」という点がいくつかあるので、これから購入を検討している人にポイントをお伝えしておきます。

最も重要なことは、「重要なところでケチらないこと」です。

 

それを前提に、他に2つのポイントを押さえておきましょう。

こうしておけば良かったポイント
  1. GPUはケチらず高性能なものを搭載
  2. すぐに拡張したくなるので電源は大きめなワット数を用意

 

まず、最重要なGPUは相場自体が乱高下していて、もともと価格が高いパーツなので「節約したい」と思ってしまいますが、GPUは絶対にケチらない方が良いです

私は、マイニングの世界を知らず、「手始めに」の感覚でロースペックなものを選んで後悔しました。

ローエンドなものだと、マイニングソフトのアップデートでマイニングできないアルゴリズムが増えたり、リセールバリュー(転売価格)も低いというデメリットがあります。

選ぶならGeforce GTX 1080くらいハイエンドなGPUで始めた方が、絶対にやりがいがあると思います。

Geforce GTX 1070

 

2つめのポイントとしては、これから手を広げていく可能性があるなら、GPUの増設を想定して大きめの電源を選んだ方が良いです。

 

私は何も考えずに500W電源にしてしまい、これがネックとなって今はGPUを増やせない状態になってしまいました。

GPUの消費電力はローエンドなもので120Whくらい、ハイエンドなものは230Whくらい消費します。

PCは何もしていなくても電力を消費するので、500Wだと1つGPUを追加したらすぐに電源の限界を迎えしまいました(追加できない)。

準備したマイニングPC

G=GEAR

 

TSUKUMOのゲーミングPCで、私が後悔したパーツだけ良いものにすればマイニングを始めるには十分です。

本体:G-GEAR GA7A-B92/T(TSUKUMO eX.computer)
CPU:Ryzen7 1700(CPUマイニング用にアップグレード)
GPU:Zotac Geforce GTX 1060 6GB(1080にすれば良かった…)
電源:550W 80PLUS BRONZE(1000Wにすれば良かった…)

 

上記のほかは必要最低限のものだけでいいので、一番安いものを選択して節約すれば良いです。動けばいいです。

 

あと、初回起動時に困ったことがあって、Windows10のセットアップでキーボードとマウスがなくて全く操作できず、有線のキーボードとマウスを買いに行く必要がありました。

マイニングしている仮想通貨

GPUは、NiceHashMining Pool HubZpool という3つのマイニングプールを、Awesome Miner というマイニングソフトが自動的に効率の良いプールに切り替えてマイニングしてくれています。

Awesome Miner

 

CPUはBitZeny(ZNY)とKOTOの2通貨を交互にマイニングしています。どちらも参加者の増加により、時間の経過とともに掘りにくくなっている(報酬が得にくくなっている)印象です。

初心者にはNiceHash(ナイスハッシュ)というCPU・GPUともに対応しているマイニングソフトもオススメですね。

NiceHashロゴ

NiceHash(ナイスハッシュ)でCPUマイニングする方法

2018年5月23日

これまでのマイニング収益と費用

それでは、気になる収益・費用と収支です。

ちなみに、マイニングした通貨は売却せず、全て保有したままです。

2018年1月20日~2月23日までの収支

収益合計 + 15,397円
+ 4,832円(CPUマイニング)
+ 10,565円(GPUマイニング)

費用合計 ▲ 166,846円
▲158,461円(初期費用)
▲ 8,385円(電気代)

収支合計 ▲ 151,449円
+ 2,180円(初期費用除く)

 

前提として、マイニング報酬は取得時点の時価が収益となり、そこに税金が発生するため、マイニング報酬が確定(Pending→Paid)した時点の時価を収益とみなしています。

いかがでしょう。

 

個人がライトな感覚で手を出すだけだと、想像よりも厳しい印象なのではないでしょうか。

集計期間中にBTCが65%下落して円換算すると悲惨な数字になっていたり、期間中にグラボを増設しているので、あくまで「爆益じゃないよ」ということだけ伝わればいいと思います。

2018年 ビットコイン チャート

 

あと、未上場のKotoにも相応にCPUのハッシュパワーを割いているので、これは全て0円という評価額にしています。

今後の上場に期待です。

 

ビットコイン価格が暴落しても、マイニング報酬は変わりません(もちろん、円換算額は減りますが、BTCの数量自体は変わりません)。

そのため、冒頭に書いた「仮想通貨の未来を信じる」のが重要となってくるわけです。

 

その他、経費にしている費用に関する記事も書いているので参考にしてください。

 

マイニングを始めるにあたって

繰り返しになりますが、マイニングは初期投資・ランニング費用で支出が先行します。

事業規模でビジネスしている場合は、マイニング報酬を売却して運転資金にする必要があるため、常に仮想通貨の相場が非常に重要です。

マイニングファーム

 

しかし、個人の場合は赤字でなければ損はしない(赤字=取引所で買った方がいい)ので、赤字でなければ仮想通貨の未来のための投資だと思って続ける価値は十分にあると考えています。

 

まずは、マイニングできるPCがどのようなものか、まずは見てみるところから始めてみてください。

TSUKUMO eX.computer http://www.tsukumo.co.jp/bto/pc/

 

私が購入したのはG-GEAR GA7A-B92/Tです。

GPUも4台まで拡充できるマザーボードなので、これから電源を取り換えてグラボを増やしていく予定です。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事がマイニングを副業で取り組む初心者のお役に立てば幸いです。




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